寅の日とは

寅の日(とらのひ)Tiger day、day of the Tiger

寅の日について

十二支の3番目、寅にあたる日です。

干支は古来より方位や日付、時刻等を示すために用いられてきました。

日本では干支と呼ばれることが多いですが、この十二支は毎年の年賀状のデザインで目にする動物などで馴染みがありますね。この十二支である寅の日は12日毎に巡ってくる吉日です。

本来の干支は十干(天干とも言われる甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(地支とも呼ばれる子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の組み合わせで60種類となります。

寅は動物でいう虎ですね。モンゴルでは豹となることもあるようです。

虎は千里を行って千里を帰るため旅立ちに適している日、また、虎の黄色い縞模様は金運の象徴で出したお金が千里を行き帰る虎のように戻ってくるとして金運に関することの最高の吉日と言われています。

お財布を使い始めることや購入すること、お金に関することを行うのに良い日となります。

出て行ったものが戻ってくることが良い意味となること、旅行や開店、開業、納車なども良いとされています。

逆に元に戻ってくるということが良くない意味を持つ行動は避けたほうが良いとも言われます、

また、他吉日と同様、逆に凶日と重なると…二つの解釈があります。

凶日の縁起の悪さを強めてしまうという考えがある一方、凶日の縁起の悪さを打ち消す、または半減するという考え方もあります。

そもそも、吉日凶日を決定する起源が異なるため、暦上にこのような真逆なことも起こりますしどちらが正しいとはいえないものです。縁起を担ぐという意味では、ご自身が腑に落ちる考え方に沿っていただくのがよろしいかと思います。

私は、極端な言い方になりますが、必要以上に凶日を恐れる事はないと思っています。

不成就日も過去には「迷信的」ということで、何度も暦から削除されたことがあるそうです。暦作成が朝廷や幕府の手を離れ、民間で行われるようになってから復活してきたものです。

消し去る事はない風習としても、凶日に左右されて何もできない…というのもおかしなことになってしまいます。

凶日として派手な事、大きな事は控える、ゲン担ぎとしては気を付けたい一日…そんな風に考えています。

ご参考になりましたら嬉しいです。