己巳の日とは

己巳の日(つちのとみのひ)Yin Earth Snake

己巳の日について

60ある干支の6番目です。

干支は古来より方位や日付、時刻等を示すために用いられてきました。

本来の干支は十干(天干とも言われる甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(地支とも呼ばれる子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の組み合わせで60種類となります。

そのため、己巳の日は60日毎に巡る吉日です。

十干はいわゆる鬼滅の刃の鬼殺隊士の階級となっているものですね!

己(つちのと)の語源は土の弟です。陰陽五行説からあてられています。

土は五相相生図からいうと、土生金(土が金を生む)と言われ己は金運が上がると言われています。

それに巳は芸事や金運、財運を司る女神、弁財天の遣いと言われています。そのため、金運の吉日と言われています。

この二つが重なることで、更にお金にまつわる事、財運に関わることに良い日とされています。

そして、巳の日の願いは弁財天が叶えてくれるとも言われますので、そんな縁のある弁財天にお参りに行くのに良い日とされていますね。

また、他吉日と同様、逆に凶日と重なると…二つの解釈があります。

凶日の縁起の悪さを強めてしまうという考えがある一方、凶日の縁起の悪さを打ち消す、または半減するという考え方もあります。

吉日凶日を決定する起源が異なるため、暦上にこのような真逆なことも起こりますしどちらが正しいとはいえないものです。縁起を担ぐという意味では、ご自身が腑に落ちる考え方に沿っていただくのがよろしいかと思います。

私は、極端な言い方になりますが、必要以上に凶日を恐れる事はないと思っています。

不成就日も過去には「迷信的」ということで、何度も暦から削除されたことがあるそうです。暦作成が朝廷や幕府の手を離れ、民間で行われるようになってから復活してきたものです。

消し去る事はない風習としても、凶日に左右されて何もできない…というのもおかしなことになってしまいます。

凶日として派手な事、大きな事は控える、ゲン担ぎとしては気を付けたい一日…そんな風に考えています。

ご参考になりましたら嬉しいです。